カリンとvavonaと富士山と。銘楽堂デビューコンサート
2022年4月10日、銘楽堂でのデビューコンサートでした。
今回の公演では、銘楽堂によるベヒシュタインの特注ピアノvavonaを使用しました。vavonaヴァヴォナとは木の種類だそうです。完成して一年たっていない若い楽器で、とても軽やかな音を鳴らしてくれるピアノです。
そして、この銘楽堂の床材はカリンの木。他にも様々な良い響きの木材が使われていたり、さらに壁や柱の至る所にオーダーメイドのAGS(音響拡散装置)が取り付けられていたりと、音響的にも素晴らしい空間です。
そうした素敵な空間の中でのデビューコンサート。
本公演が、今年度の支援アーティストとしての最初のコンサートでした。
プログラムは前半のソロで、
・モーツァルト:ピアノソナタ10番
・ショパン:ポロネーズ第1番、第6番「英雄」
そして後半は、前年度の支援アーティストであり、僕にとっては高校時代からの旧友であるヴァイオリンの伊東翔太くんとチェロの坂井武尊くんを迎えて、
・メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番
というラインナップでした。
(▲左からヴァイオリン伊東翔太くん、梨本、音楽監督の望月恭子さん、チェロの坂井武尊くん)
モーツァルトもショパンといった歴代の音楽家たちも、こうしたサロンでの演奏をしていたんだろうなと思うと、彼らの考えに近づけるような予感がします。そして、東京音大の付属高校で切磋琢磨していた友人と卒業して10年たった今もこうして共演できる喜びを感じます。
今後も、壮麗な富士山の見えるこの銘楽堂で演奏できる機会がとても楽しみです!
0コメント